土地に関する重要な問題として、接道についてがよくとりあげられます。たとえば、家を建ようとしてもこのような問題を理解していないと物理的ではなく、法的に家を建てることができないのです。

接道のなかにも種類がいくつかあり、道路の種別、幅員、接面、位置指定です。また、道路には公道と私道とそれぞれ分かれており、公道は市や区が所有していますが、私道は個人に所有権があるためトラブルなどを引き起こす原因となるので注意が必要です。このように、土地に関する重要な問題は数多く存在するため、いろいろな知識をもつことでトラブルにも対処できるでしょう。

不動産の相続税評価とはどういうものか

不動産の相続税評価は路線価によって評価されます。元になる財産基準評価書は路線価図と評価倍率表からなり、毎年7月初旬に1月1日現在の価格が公表されます。路線価図の元になるものは路線価と呼ばれ、道路に面する宅地で標準的な価格を基準とするものをいいます。この価額は地価公示価格の8割を目途に国税局長が決めているとされています。

地価公示価格は地価公示法に基づき、毎年1月1日時点の標準地における正常な価格が3月に公表されるもので、これは一般の土地取引を行う場合に指標を与えるもので土地鑑定委員会がこれに当たり、適切な地価の形成に貢献するものとされています。これらの算定には不動産鑑定士などが参加しているとされます。

Top